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Set-Item
Set-Itemは、アイテムの値を設定するコマンドです。
エイリアスsi
解説
変数、レジストリキー、エイリアスなどの項目の値を指定された新しい値に変更します。
構文
- (構文)
- Set-Item [-Path] <string[]> [[-Value] <Object>] [<CommonParameters>] Set-Item [[-Value] <Object>] [<CommonParameters>]
パラメータ | 説明 |
---|---|
-Path パス | 対象パスを指定する(ワイルドカード使用可) (例)-Path "D:\test*" |
-LiteralPath パス | 対象パスを指定する(ワイルドカード使用不可) (例)-LiteralPath "D:\test" |
-Value 値 | 設定するアイテムの値を指定する |
-Force | 強制的に実行する |
-PassThru | 通常は出力しない値を出力るようにする |
-Filter 対象 | 対象を指定する (例)-Filter "*.log" |
-Include 文字列 | 指定した文字列を対象に含める (ワイルドカード使用可) (例)-Include *.log,*.tmp ⇒拡張子がlog、tmpのファイルを含める |
-Exclude 文字列 | 指定した文字列を対象から除外する (ワイルドカード使用可) (例)-Exclude Test* ⇒ファイルがTestで始まる物を除外する |
-WhatIf | 実行はせずに実行結果の確認のみ行う |
-Confirm | 実行前に確認メッセージの表示を行う |
共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。
サンプル
環境変数Pathの先頭に"D:\test"を追加する
Set-Item Env:Path "D:\test;$ENV:Path"
環境変数Pathの末尾に"D:\test"を追加する
Set-Item Env:Path $ENV:Path";D:\test"
エイリアスを作成する
Set-Item -Path alias:np -Value "C:\Windows\notepad.exe"
環境変数の値を変更する
Set-Item -Path env:UserRole -Value "Administrator"
レジストリキーの既定値を変更する
Set-Item -Path "HKLM:\SOFTWARE\MyApp" -Value "New Default Value"
コマンドのヘルプを表示する
Get-Help Set-Item
備考
- 環境変数の変更はデフォルトで現在のセッションにのみ影響します。永続的に変更を加えるにはレジストリを直接操作するか、システムの環境変数設定を変更する必要があります。
- システム環境変数を変更するには、管理者権限が必要です。
関連項目
- Item系コマンドレット
- Clear-Item:アイテムの値のみをクリアする
- Copy-Item:アイテムをコピーする
- Get-Item:アイテム情報を取得する
- Invoke-Item:アイテムを実行する
- Move-Item:アイテムを移動する
- New-Item:アイテムを新規作成する
- Rename-Item:アイテム名を変更する
- Remove-Item:アイテムを削除する
- Set-Item:アイテムの値を設定する