PowerShellコマンドレット虎の巻

Clear-Item

Clear-Itemは、アイテムの値のみをクリアするコマンドです。

エイリアスcli

解説

変数、エイリアス、レジストリーエントリーの値の削除を行います。
(値のみ削除するため、変数の定義自体は削除されません。)

ファイルの中身をクリアすることはできません。
(ファイルの中身をクリアしたい場合は、Clear-Contentコマンドレットをご使用ください。)

構文

(構文)
Clear-Item [-Path] <string[]> [<CommonParameters>] Clear-Item [<CommonParameters>]
【主要パラメータ】
パラメータ説明
-Path パス対象パスを指定する(ワイルドカード使用可)
(例)-Path "D:\test*"
-LiteralPath パス対象パスを指定する(ワイルドカード使用不可)
(例)-LiteralPath "D:\test"
-Force強制的に実行する
-FilterPathパラメーターを修飾するフィルターを指定する
-Include 文字列指定した文字列を対象に含める
(ワイルドカード使用可)
(例)-Include *.log,*.tmp
 ⇒拡張子がlog、tmpのファイルを含める
-Exclude 文字列指定した文字列を対象から除外する
(ワイルドカード使用可)
(例)-Exclude Test*
 ⇒ファイルがTestで始まる物を除外する
-WhatIf実行はせずに実行結果の確認のみ行う
-Confirm実行前に確認メッセージの表示を行う

共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。

サンプル

変数aの値をクリアする

Clear-Item Variable:a

変数aの値をクリアする(事前に確認メッセージを表示する)

Clear-Item Variable:a -Confirm

エイリアス「gd」をクリアする

Clear-Item Alias:gd

事前にgdというエイリアスが作成してある前提です。

レジストリ「\Software\XXX\ZZZ」をクリアする

Clear-Item HKLM:\Software\XXX\ZZZ

\Software\XXX\ZZZというレジストリが作成してある前提です。

コマンドのヘルプを表示する

Get-Help Clear-Item

備考

  • 値ではなく変数の定義自体を削除したい場合は、Remove-Variableをご使用ください。

関連項目