PowerShellコマンドレット虎の巻

Remove-Item

Remove-Itemは、アイテムを削除するコマンドです。

エイリアスri、rm、rmdir、del、erase、rd

解説

ファイル、フォルダ、レジストリキー、変数、エイリアス、関数などの項目を削除します。
(コマンドプロンプトのdelコマンドやLinuxのrmコマンドと同様の機能です。)

構文

(構文)
Remove-Item [-Path] <string[]> [<CommonParameters>] Remove-Item [<CommonParameters>]
【主要パラメータ】
パラメータ説明
-Path パス対象パスを指定する(ワイルドカード使用可)
(例)-Path "D:\test*"
-LiteralPath パス対象パスを指定する(ワイルドカード使用不可)
(例)-LiteralPath "D:\test"
-Filter 対象対象を指定する
(例)-Filter "*.log"
-Include 文字列指定した文字列を対象に含める
(ワイルドカード使用可)
(例)-Include *.log,*.tmp
 ⇒拡張子がlog、tmpのファイルを含める
-Exclude 文字列指定した文字列を対象から除外する
(ワイルドカード使用可)
(例)-Exclude Test*
 ⇒ファイルがTestで始まる物を除外する
-Recurse子アイテムも再帰的に削除する
-Force強制的に実行する
-Credential 資格情報資格情報を指定する
-WhatIf実行はせずに実行結果の確認のみ行う
-Confirm実行前に確認メッセージの表示を行う
-UseTransactionトランザクションに参加する

共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。

サンプル

指定したファイルを削除する

Remove-Item -Path "D:\sample.txt"

パラメータ名「-Path」は省略しても構いません。

フォルダ内のファイルとサブフォルダを再帰的に削除する

Remove-Item -Path "D:\temp\" -Recurse

フォルダ内の拡張子が.logのファイルのみ削除する

Remove-Item -Path "D:\temp\*.log"

レジストリキーをサブキーも含めて削除する

Remove-Item -Path "HKCU:\Software\MyApp" -Recurse

コマンドのヘルプを表示する

Get-Help Remove-Item

備考

  • フォルダやレジストリキーを削除する場合、-Recurseパラメータを使用しないと内容物がある場合は削除されません。
  • 読み取り専用ファイルや隠しファイルを削除するには、-Forceパラメータが必要です。

関連項目