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New-Item
New-Itemは、アイテムを新規作成するコマンドです。
エイリアスni
解説
指定したパスに新しい項目を作成します。
ファイルシステムではファイルやフォルダを作成し、レジストリではレジストリキーを作成します。
作成時に初期値を設定することも可能です。
構文
- （構文）
- New-Item [-Path] <string[]> [<CommonParameters>] New-Item [[-Path] <string[]>] [<CommonParameters>]
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
| -ItemType タイプ | アイテムの種類を指定する File：ファイル Directory：ディレクトリ SymbolicLink：シンボリックリンク HardLink：ハードリンク Junction：ジャンクション |
| -Path パス | 対象パスを指定する（ワイルドカード使用可） （例）-Path "D:\test*" |
| -Name ファイル名 | ファイル名を指定する |
| -ItemType | 作成する項目の種類を指定する File：ファイル Directory：ディレクトリ SymbolicLink：シンボリックリンク |
| -Value 値 | 設定するアイテムの値を指定する |
| -Force | 強制的に実行する |
| -Credential 資格情報 | 資格情報を指定する |
| -WhatIf | 実行はせずに実行結果の確認のみ行う |
| -Confirm | 実行前に確認メッセージの表示を行う |
| -UseTransaction | トランザクションに参加する |
共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。
サンプル
D:\sample.txtファイルを新規作成する
PS C:\> New-Item D:\sample.txt -ItemType File
既に同名ファイル・ディレクトリが存在する場合はエラーが発生します。
D:\tempディレクトリを新規作成する
PS C:\> New-Item D:\temp -ItemType Directory
既に同名ファイル・ディレクトリが存在する場合はエラーが発生します。
ファイルを作成しつつ初期も指定する
New-Item -Path "D:\sample.txt" -ItemType File -Value "みかん"
同名の既存ファイルが存在する場合は上書きして新規作成する
New-Item -Path "D:\sample.txt" -ItemType File -Force
シンボリックリンクを作成する
New-Item -Path "C:\LinkToSample.txt" -ItemType SymbolicLink -Target "D:\sample.txt"
レジストリキーを作成する
New-Item -Path "HKCU:\Software\MyCompany" -ItemType Directory
コマンドのヘルプを表示する
Get-Help New-Item
備考
- 同名のアイテムが既に存在する場合はエラーが発生します。
（-Forceパラメータで強制的に上書きすることが可能） - 完全なパスを指定しなかった場合は、自動でディレクトリが作成されます。
- パスや名前に特殊文字（スペース、括弧など）が含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。
関連項目
- Item系コマンドレット
- Clear-Item：アイテムの値のみをクリアする
- Copy-Item：アイテムをコピーする
- Get-Item：アイテム情報を取得する
- Invoke-Item：アイテムを実行する
- Move-Item：アイテムを移動する
- New-Item：アイテムを新規作成する
- Rename-Item：アイテム名を変更する
- Remove-Item：アイテムを削除する
- Set-Item：アイテムの値を設定する
