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Move-Item
Move-Itemは、アイテムを移動するコマンドです。
エイリアスmi、mv、move
解説
ファイル、フォルダ、レジストリキーなどの項目を、プロパティや内容も含めて移動します。
移動は自動で再帰的に行われます。
構文
- (構文)
- Move-Item [-Path] <string[]> [[-Destination] <string>] [<CommonParameters>] Move-Item [[-Destination] <string>] [<CommonParameters>]
パラメータ | 説明 |
---|---|
-Path パス | 対象パスを指定する(ワイルドカード使用可) (例)-Path "D:\test*" |
-LiteralPath パス | 対象パスを指定する(ワイルドカード使用不可) (例)-LiteralPath "D:\test" |
-Destination パス | コピー先のパスを指定する |
-Force | 強制的に実行する |
-Filter 対象 | 対象を指定する (例)-Filter "*.log" |
-Include 文字列 | 指定した文字列を対象に含める (ワイルドカード使用可) (例)-Include *.log,*.tmp ⇒拡張子がlog、tmpのファイルを含める |
-Exclude 文字列 | 指定した文字列を対象から除外する (ワイルドカード使用可) (例)-Exclude Test* ⇒ファイルがTestで始まる物を除外する |
-PassThru | 通常は出力しない値を出力るようにする |
-Credential 資格情報 | 資格情報を指定する |
-WhatIf | 実行はせずに実行結果の確認のみ行う |
-Confirm | 実行前に確認メッセージの表示を行う |
-UseTransaction | トランザクションに参加する |
共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。
サンプル
ファイルを別のディレクトリに移動する
Move-Item -Path C:\temp\sample.txt -Destination D:\temp\
ディレクトリとその中身を移動する
Move-Item -Path C:\OldFolder -Destination D:\NewFolder\
ファイルを移動しつつリネームする
Move-Item -Path C:\test.txt -Destination D:\Temp\test2.txt
強制的に移動する
Move-Item -Path C:\temp\file.txt -Destination D:\temp\ -Force
コマンドのヘルプを表示する
Get-Help Move-Item
備考
- エイリアスのmvはWindowsのみ有効です。
- 同名のファイルが移動先に存在する場合はエラーが発生します。
(-Forceパラメータで強制的に上書きすることが可能)
関連項目
- Item系コマンドレット
- Clear-Item:アイテムの値のみをクリアする
- Copy-Item:アイテムをコピーする
- Get-Item:アイテム情報を取得する
- Invoke-Item:アイテムを実行する
- Move-Item:アイテムを移動する
- New-Item:アイテムを新規作成する
- Rename-Item:アイテム名を変更する
- Remove-Item:アイテムを削除する
- Set-Item:アイテムの値を設定する