PowerShellコマンドレット虎の巻

Set-ItemProperty

Set-ItemPropertyは、アイテムプロパティの値を設定するコマンドです。

エイリアスsp

解説

指定されたアイテムのプロパティ値を設定または変更します。
ファイルシステムやレジストリなどで使用できます

構文

(構文)
Set-ItemProperty [-Path] <string[]> [-Name] <string> [-Value] <Object> [<CommonParameters>] Set-ItemProperty [-Path] <string[]> [<CommonParameters>] Set-ItemProperty [-Name] <string> [-Value] <Object> [<CommonParameters>] Set-ItemProperty [<CommonParameters>]
【主要パラメータ】
パラメータ説明
-Path パスプロパティ値を設定または変更するアイテムのパスを指定する
※必須パラメータ
(例)-Path "HKLM:\Software\MyCompany\MyApp"
-LiteralPath パス対象パスを指定する(ワイルドカード使用不可)
(例)-LiteralPath "D:\test"
-Name プロパティ名設定または変更するプロパティの名前を指定する
※必須パラメータ
(例)-Name "Setting"
-Value 値プロパティに設定する新しい値を指定する
※必須パラメータ
(例)-Value "NewValue"
-InputObject オブジェクトプロパティを設定する項目を指定する
-PathThru設定されたプロパティのオブジェクトを出力する
-Force読取専用や既存のプロパティを上書きして設定する
-Include 文字列指定した文字列を対象に含める
(ワイルドカード使用可)
(例)-Include *.log,*.tmp
 ⇒拡張子がlog、tmpのファイルを含める
-Exclude 文字列指定した文字列を対象から除外する
(ワイルドカード使用可)
(例)-Exclude Test*
 ⇒ファイルがTestで始まる物を除外する
-WhatIf実行はせずに実行結果の確認のみ行う
-Confirm実行前に確認メッセージの表示を行う

共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。

サンプル

C:\sample.txtのファイル作成日を2024/01/01 10:20:30に変更する

Set-ItemProperty C:\sample.txt -Name CreationTime -Value "2024/01/01 10:20:30"

C:\sample.txtのファイル更新日を2024/01/01 10:20:30に変更する

Set-ItemProperty C:\sample.txt -Name LastWriteTime -Value "2024/01/01 10:20:30"

C:\sample.txtの最終ファイルアクセス日を2024/01/01 10:20:30に変更する

Set-ItemProperty C:\sample.txt -Name LastAccessTime -Value "2024/01/01 10:20:30"

レジストリキーのプロパティ値を設定する

Set-ItemProperty -Path "HKLM:\Software\MyCompany\MyApp" -Name "Setting" -Value "NewValue"

整数型のプロパティ値を設定する

Set-ItemProperty -Path "HKLM:\Software\MyCompany\MyApp" -Name "IntegerSetting" -Value 42

単一のオブジェクトを指定する

$item = Get-Item -Path C:\Test\file.txt Set-ItemProperty -InputObject $item -Name IsReadOnly -Value $true

コマンドのヘルプを表示する

Get-Help Set-ItemProperty

備考

  • 一部のプロパティの設定には管理者権限が必要です。その場合はPowershellを管理者として起動してコマンドを実行してください。

関連項目