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Move-ItemProperty
Move-ItemPropertyは、アイテムプロパティを移動するコマンドです。
エイリアスmp
解説
指定されたアイテムのプロパティを別のアイテムに移動します。
レジストリキー間で値を移動する際に便利です。
構文
- (構文)
- Move-ItemProperty [-Path] <string[]> [-Destination] <string> [-Name] <string[]> [<CommonParameters>] Move-ItemProperty [-Destination] <string> [-Name] <string[]> [<CommonParameters>]
パラメータ | 説明 |
---|---|
-Path パス | 移動元のアイテムのパスを指定する ※必須パラメータ (例)-Path "HKLM:\Software\SourceKey" |
-LiteralPath パス | 対象パスを指定する(ワイルドカード使用不可) (例)-LiteralPath "D:\test" |
-Name | 移動するプロパティの名前を指定する ※複数のプロパティを指定可 (例)-Name "TestProperty" |
-Destination | 移動先のアイテムのパスを指定する ※必須パラメータ |
-PassThru | 移動されたプロパティのオブジェクトを出力する |
-Force | 読み取り専用や既存のプロパティを上書きして移動する |
-Filter | 移動するプロパティをフィルタリングするための条件を指定する (例)-Filter "Example*" |
-Include 文字列 | 指定した文字列を対象に含める (ワイルドカード使用可) (例)-Include *.log,*.tmp ⇒拡張子がlog、tmpのファイルを含める |
-Exclude 文字列 | 指定した文字列を対象から除外する (ワイルドカード使用可) (例)-Exclude Test* ⇒ファイルがTestで始まる物を除外する |
-Credential 資格情報 | 資格情報を指定する |
-WhatIf | 実行はせずに実行結果の確認のみ行う |
-Confirm | 実行前に確認メッセージの表示を行う |
-UseTransaction | トランザクションに参加する |
共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。
サンプル
プロパティを移動する
Move-ItemProperty -Path "HKLM:\Software\SourceKey" -Name "Property1" -Destination "HKLM:\Software\DestinationKey"
複数のプロパティを移動する
Move-ItemProperty -Path "HKLM:\Software\SourceKey" -Name "Property1", "Property2" -Destination "HKLM:\Software\DestinationKey"
ワイルドカードを使用してプロパティを移動する
Move-ItemProperty -Path "HKLM:\Software\SourceKey" -Name "Property*" -Destination "HKLM:\Software\DestinationKey"
コマンドのヘルプを表示する
Get-Help Move-ItemProperty
備考
- レジストリの一部のキーや値にアクセスするには管理者権限が必要です。
関連項目
- ItemProperty系コマンドレット
- Clear-ItemProperty:アイテムプロパティの値のみをクリアする
- Copy-ItemProperty:アイテムプロパティをコピーする
- Get-ItemProperty:アイテムプロパティ情報を取得する
- Move-ItemProperty:アイテムプロパティを移動する
- New-ItemProperty:アイテムプロパティを新規作成する
- Rename-ItemProperty:アイテムプロパティ名を変更する
- Remove-ItemProperty:アイテムプロパティを削除する
- Set-ItemProperty:アイテムプロパティの値を設定する