PowerShellコマンドレット虎の巻

Test-Path

Test-Pathは、パス名をテストするコマンドです。

エイリアスなし

解説

パスのテストを行います。
指定したパスが実在するかどうかや、パスの構文が正しいかなどを判定できます。

構文

(構文)
Test-Path [-Path] <string[]> [<CommonParameters>] Test-Path [<CommonParameters>]
【主要パラメータ】
パラメータ説明
-Path パス対象パスを指定する(ワイルドカード使用可)
(例)-Path "D:\test*"
-LiteralPath パス対象パスを指定する(ワイルドカード使用不可)
(例)-LiteralPath "D:\test"
-FilterPathパラメーターを修飾するフィルターを指定する
-Include 文字列指定した文字列を対象に含める
(ワイルドカード使用可)
(例)-Include *.log,*.tmp
 ⇒拡張子がlog、tmpのファイルを含める
-Exclude 文字列指定した文字列を対象から除外する
(ワイルドカード使用可)
(例)-Exclude Test*
 ⇒ファイルがTestで始まる物を除外する
-PathType 種類パスの種類を指定する
 Container:コンテナ(フォルダやレジストリなど)
 Leaf:非コンテナ(ファイルやレジストリエントリなど)
 Any:すべて ※デフォルト
-IsValidパスの構文が正しいかどうか判定する
※パスの実在有無は問わない。
-Credential 資格情報資格情報を指定する
-UseTransactionトランザクションに参加させる
-OlderThan 日時指定した日時より古いかどうかを判定する
(例)-OlderThan 2024/4/1
-NewerThan 日時指定した日時より新しいかどうかを判定する
(例)-NewerThan 2024/4/1

共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。

サンプル

パス"C:\tool"が存在するか判定する

Test-Path -Path "C:\tool" (結果例)⇒ True

パラメータ名の-Pathは省略可です。

ファイル"C:\sample.txt"が存在するか判定する

Test-Path "C:\sample.txt" (結果例)⇒ False

この例ではパラメータ名の-Pathを省略しています。

パスの構文が正しいか判定する

Test-Path -IsValid C:\test ⇒ True

パスの実在有無は問いません。

ファイルが指定した日付よりも新しいか判定する

Test-Path -Path C:\sample.txt -NewerThan 2024/4/1 (結果例)⇒ True

コマンドのヘルプを表示する

Get-Help Test-Path

備考

  • パラメータ名の「-Path」は省略可です。

関連項目