HOME > Net系コマンドレット > Test-NetConnection
Test-NetConnection
Test-NetConnectionは、ネットワーク接続の診断情報を表示するコマンドです。
エイリアスtnc
解説
ネットワーク接続の診断情報を表示します。
ネットワーク接続の診断に非常に役立ちます。
DNSルックアップ結果、IPインターフェイスのリスト、IPsecルール、ルート/ソースアドレス選択結果、接続確立の確認などが行えます。
構文
- (構文)
- Test-NetConnection [[-ComputerName] <string>] [<CommonParameters>] Test-NetConnection [[-ComputerName] <string>] [-CommonTCPPort] {HTTP | RDP | SMB | WINRM} [<CommonParameters>]
パラメータ | 説明 |
---|---|
-ComputerName ホスト名orIP | 接続をテストするリモートホストのホスト名またはIPアドレスを指定する (例)-ComputerName "www.example.com" |
-TraceRoute | 指定したホストまでの経路を確認する ※tracertコマンドと同等 |
-Hops 数 | 経路追跡の最大ホップ数を指定する (例)-Hops 30 |
-CommonTCPPort | 定義済みのTCPポート(HTTP、RDP、SMB、WINRMなど)を指定する (例)-CommonTCPPort HTTP |
-Port ポート番号 | テストする特定のTCPポート番号を指定する |
-DiagnoseRouting | ルート診断を実行する |
-ConstrainSourceAddress | xx |
-ConstrainInterface | xx |
-InformationLevel | 出力の詳細レベルを指定する (Quiet、Detailed、Normalのいずれか) (例)-InformationLevel "Detailed" |
共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。
サンプル
ポートを指定して接続確認を行う(IP:192.168.1.10、ポート:8080)
Test-NetConnection 192.168.1.10 -Port 8080
接続テストを行う
Test-NetConnection
デフォルトの通信先であるinternetbeacon.msedge.netにICMPで疎通確認を行います。
www.example.comへの経路を追跡する
Test-NetConnection -ComputerName "www.example.com" -TraceRoute
www.example.comへの接続テストを行い詳細情報を表示する
Test-NetConnection -ComputerName "www.example.com" -InformationLevel "Detailed"
コマンドのヘルプを表示する
Get-Help Test-NetConnection
備考
- 一部のネットワーク操作や詳細な情報の取得には管理者権限が必要です。
- Test-NetConnectionの前バージョンであるTest-Connectionコマンドレットもあります。
関連項目
- Net系コマンドレット
- Get-NetIPConfiguration:ネットワークの一覧を取得する
- Test-NetConnection:ネットワーク接続の診断情報を表示する