Select-String

Select-Stringは、文字列を検索するコマンドです。

エイリアスsls

解説

文字列を検索します。
検索対象はファイルの中身または、指定したオブジェクト（文字列）から検索できます。
検索方法も単純文字列の他、正規表現形式も使用できます。

構文

（構文）: Select-String [-Pattern] <string[]> [-Path] <string[]> [<CommonParameters>] Select-String [-Pattern] <string[]> [<CommonParameters>]

【主要パラメータ】
パラメータ	説明
-InputObject 文字列	検索対象のオブジェクト（文字列）を指定する
-Pattern パターン	検索するパターンを指定する（正規表現形式 or 文字列）
-Path パス	対象パスを指定する（ワイルドカード使用可）（例）-Path "D:\test*"
-LiteralPath パス	対象パスを指定する（ワイルドカード使用不可）（例）-LiteralPath "D:\test"
-SimpleMatch	単純文字列一致で検索する（省略時は正規表現として検索）
-CaseSensitive	大文字小文字を区別する（省略時は区別しない）
-Quiet	一致した場合はTrueを返す
-List	Pathを指定した場合、各ファイルの最初の一致のみを返す
-Include 文字列	指定した文字列を対象に含める（ワイルドカード使用可）（例）-Include .log,.tmp 　⇒拡張子がlog、tmpのファイルを含める
-Exclude 文字列	指定した文字列を対象から除外する（ワイルドカード使用可）（例）-Exclude Test* 　⇒ファイルがTestで始まる物を除外する
-NotMatch	パターンに一致しないものを検索する
-AllMatches	複数の一致を検索する
-Encoding	ファイル検索時に使用する文字コードを指定する UTF8：UTF-8 UTF7：UTF-7 UTF32：UTF-32 Unicode：UTF-16（リトルエンディアン） BigEndianUnicode：UTF-16（ビッグエンディアン） OEM：現在のOEMコードページ識別子 Default：システムのANSIコードページのエンコード ASCII：ASCII
-Context 行数	一致行の前後に表示する行数を指定する（例）-Context 3,5 ※一致行の前に3行、後ろに5行表示する

共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。

サンプル

ファイル「C:\sample.txt」を対象として、文字列"Red"が存在する行を検索する

Select-String -Path C:\sample.txt -Pattern "Red"

ファイル「C:\sample.txt」を対象として、文字列"Red"が存在しない行を検索する

Select-String -Path C:\sample.txt -Pattern "Red" -NotMatch

指定した文字列から検索する

$str = "AppleOrangeBanana" Select-String -InputObject $str -Pattern "ORANGE" ⇒ 一致する

指定した文字列から検索し、True/Falseで返す

$str = "AppleOrangeBanana" Select-String -InputObject $str -Pattern "ORANGE" -Quiet ⇒ True

指定した文字列から大文字小文字を区別して検索する

$str = "AppleOrangeBanana" Select-String -InputObject $str -Pattern "ORANGE" -CaseSensitive ⇒ 一致しない

コマンドのヘルプを表示する

Get-Help Select-String

備考

パラメータ名の「-Path」「-Pattern」は省略可能です。