PowerShellコマンドレット虎の巻

Push-Location

Push-Locationは、旧ディレクトリをPUSHしつつカレントディレクトリを変更するコマンドです。

エイリアスpushd

解説

指定したロケーションをスタックに格納しつつ移動します。
スタックに格納したロケーションを取り出すにはPop-Locationを使用します。

構文

(構文)
Push-Location [[-Path] <string>] [<CommonParameters>] Push-Location [<CommonParameters>]
【主要パラメータ】
パラメータ説明
-Path パス対象パスを指定する(ワイルドカード使用可)
(例)-Path "D:\test*"
-LiteralPath パス対象パスを指定する(ワイルドカード使用不可)
(例)-LiteralPath "D:\test"
-PathThru値を出力するように指示する
-StackName スタック名スタック名を指定する
-UseTransactionトランザクションに参加する

共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。

サンプル

カレントディレクトリをスタックへPUSHする

PS C:\Users\test> Push-Location

「C:\Users\test」がスタックに入ります。

C:\testへPUSHしつつ移動する

Push-Location -Path C:\test

「C:\test」がスタックに入り、カレントディレクトリも移動します。

カレントディレクトリをtestという名前でスタックにPUSHする

Push-Location -StackName test

コマンドのヘルプを表示する

Get-Help Push-Location

備考

  • パラメータ名の「-Path」は省略可能です。

関連項目