PowerShellコマンドレット虎の巻

Set-Variable

Set-Variableは、変数を設定するコマンドです。

エイリアスsv、set

解説

既存の変数に値をセットします。

存在しない変数名を指定した場合は、新規の変数として定義されます。
既に存在する変数名を指定した場合は、既存変数の値が更新されます。

構文

(構文)
Set-Variable [-Name] <string[]> [[-Value] <Object>] [<CommonParameters>]
【主要パラメータ】
パラメータ説明
-Name 変数名対象の変数を指定する
-Value 値値を指定する
-Include 文字列指定した文字列を対象に含める
(ワイルドカード使用可)
-Exclude 文字列指定した文字列を対象から除外する
(ワイルドカード使用可)
-Description 値説明を指定する
-Option 値変数のオプションを指定する
・None:何も指定しない(デフォルト)
・Constant:定数
・Private:プライベートスコープのみ対象
・ReadOnly:読取専用
・AllScope:全てのスコープにコピーする
-Force強制的に実行する
-Visibility 値セッション外で表示するかどうかを指定する
・Public:表示される(デフォルト)
・Private:表示されない
-PassThru通常は出力しない値を出力るようにする
-Scope 値対象とするスコープを指定する
・Global:どこからでもアクセス可能
・Local:現在のスコープのみアクセス可能(デフォルト)
・Script:スクリプト内のみアクセス可能
-WhatIf実行はせずに実行結果の確認のみ行う
-Confirm実行前に確認メッセージの表示を行う

共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。

サンプル

変数aに対して値ABCをセットする

Set-Variable -Name a -Value "ABC"

定数(名称:MAX_NUM 値:30)を定義する

Set-Variable -Name MAX_NUM -Value 30 -Option Constant

コマンドのヘルプを表示する

Get-Help Set-Variable

備考

  • パラメータ名の「Name」と「Value」は省略可能です。

関連項目