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Set-ExecutionPolicy
Set-ExecutionPolicyは、ポリシーを設定するコマンドです。
エイリアスなし
解説
PowerShellのスクリプト実行ポリシーを設定するために使用します。
スクリプト実行ポリシーはシステム上でスクリプトが実行される方法を
制御するセキュリティ機能です。
実行ポリシーには以下の種類があります。
- Restricted
- スクリプトの実行が禁止されます。
インタラクティブなコマンドのみが許可されます。 - AllSigned
- すべてのスクリプトと構成ファイルは
信頼された発行元によって署名されている必要があります。 - RemoteSigned
- ローカルで作成されたスクリプトは実行できますが、
インターネットからダウンロードされたスクリプトは信頼された発行元によって
署名されている必要があります。 - Unrestricted
- すべてのスクリプトが実行できますが、
インターネットからダウンロードされたスクリプトを実行する際には警告が表示されます。 - Bypass
- すべてのスクリプトが実行でき、警告やプロンプトは表示されません。
- Undefined
- 実行ポリシーが設定されていません。
このスコープでは上位のスコープのポリシーが適用されます。
構文
- （構文）
- Set-ExecutionPolicy [-ExecutionPolicy] <ポリシー> [[-Scope] <スコープ>] [<CommonParameters>]
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
| -ExecutionPolicy ポリシー | 実行ポリシーを指定する ※値は上記解説欄をご覧ください。 （例）-ExecutionPolicy Bypass |
| -Scope スコープ | スコープを指定する ・Process：現在のセッションに対して有効 ・CurrentUser：現在のユーザーに対して有効 ・LocalMachine：現在のコンピュータの全ユーザに対して有効（デフォルト） （例）-Scope Process |
| -Force | 強制的に設定する |
| -WhatIf | 実行はせずに実行結果の確認のみ行う |
| -Confirm | 実行前に確認メッセージの表示を行う |
共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。
サンプル
すべてのスクリプトを実行可能に設定する
Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy Bypass
現プロセスでのみすべてのスクリプトを実行可能に設定する
Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy Bypass -Scope Process
ユーザーの確認を求めずに実行ポリシー強制的に設定する
Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy Unrestricted -Force
コマンドのヘルプを表示する
Get-Help Set-ExecutionPolicy
備考
- 実行ポリシーを変更するには管理者としてPowerShellを実行する必要があります。
- 実行ポリシーをUnrestrictedまたはBypassに設定すると、セキュリティリスクが増加するためご注意ください。
関連項目
- ExecutionPolicy系コマンドレット
- Get-ExecutionPolicy：現在のポリシーを表示する
- Set-ExecutionPolicy：ポリシーを設定する
