PowerShellコマンドレット虎の巻

Get-ChildItem

Get-ChildItemは、子アイテムを取得するコマンドです。

エイリアスgci、dir、ls

解説

ディレクトリ内にあるディレクトリ、ファイルを取得します。
(Windowsコマンドプロンプトのdir、Unix系コマンドのlsに相当します。)

エイリアスとして、gci、ls、dirが使えます。

構文

(構文)
Get-ChildItem [[-Path] <string[]>] [[-Filter] <string>] [<CommonParameters>] Get-ChildItem [[-Filter] <string>] [<CommonParameters>]
【主要パラメータ】
パラメータ説明
-Path パス対象パスを指定する(ワイルドカード使用可)
(例)-Path "D:\test*"
-LiteralPath パス対象パスを指定する(ワイルドカード使用不可)
(例)-LiteralPath "D:\test"
-Filter 対象対象を指定する
(例)-Filter "*.log"
-Include 文字列指定した文字列を対象に含める
(ワイルドカード使用可)
(例)-Include *.log,*.tmp
 ⇒拡張子がlog、tmpのファイルを含める
-Exclude 文字列指定した文字列を対象から除外する
(ワイルドカード使用可)
(例)-Exclude Test*
 ⇒ファイルがTestで始まる物を除外する
-Recurse再帰的に実行する
-Depth 階層指定した階層までを対象とする
(例)-Depth 3
-Force隠しファイルも表示する
-Name名前のみを対象とする
-Attributes 属性指定した属性のファイルのみ表示する
(例)!Directory+ReadOnly

【属性】
 Archive:アーカイブ
 Compressed:圧縮
 Device:デバイス
 Directory:ディレクトリ
 Encrypted:暗号化
 Hidden:隠し
 Normal:通常
 Offline:オフライン
 ReadOnly:読取専用
 System:システム
 Temporary:テンポラリ
【その他指定】
 !:否定(NOT)
 +:かつ(AND)
 ,:または(OR)
-FollowSymlink
-Directoryディレクトリのみ表示する
-Fileファイルのみ表示する
-Hidden隠しファイルのみ表示する
-ReadOnly読み取り専用ファイルのみ表示する
-Systemシステムファイルのみ表示する

共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。

サンプル

カレントフォルダの中身を表示する

PS C:\> Get-ChildItem

C:\dirフォルダの中身を表示する

PS C:\> Get-ChildItem -Path "C:\dir"

パラメータ名「-Path」は省略してもかまいません。

拡張子が.logのファイルのみ対象とする

PS C:\> Get-ChildItem -Filter "*.log"

拡張子が.logのファイルは対象外とする

PS C:\> Get-ChildItem -Exclude "*.log"

再帰的に取得する

PS C:\> Get-ChildItem -Recurse

ディレクトリのみを再帰的に取得する

PS C:\> Get-ChildItem -Directory -Recurse

ファイル名のみを再帰的に取得する

PS C:\> Get-ChildItem -Name -Recurse

読取り専用のファイル、ディレクトリのみを取得する

PS C:\> Get-ChildItem -Readonly

ディレクトリでは無いかつ読取り専用のみを対象とする

PS C:\> Get-ChildItem -Attributes !Directory+ReadOnly

2階層目まで再帰的に取得する

PS C:\> Get-ChildItem -Recurse -Depth 2

コマンドのヘルプを表示する

Get-Help Get-ChildItem

備考

  • パラメータ名「-Path」は省略しても構いません。

関連項目