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Debug-Job
Debug-Jobは、ジョブをデバッグするコマンドです。
エイリアスなし
解説
実行中のバックグラウンドジョブ、リモートジョブ、またはワークフロージョブをデバッグします。
デバッグが始まると、ジョブの実行を一時停止し、デバッガーを起動してステップ実行や変数のデバッグができます。
構文
- (構文)
- Debug-Job [-Job] <Job> [<CommonParameters>] Debug-Job [-Name] <string> [<CommonParameters>] Debug-Job [-Id] <int> [<CommonParameters>] Debug-Job [-InstanceId] <guid> [<CommonParameters>]
パラメータ | 説明 |
---|---|
-Job オブジェクト | デバッグするジョブオブジェクトを指定する (例)Debug-Job -Job $job |
-Name ジョブ名 | デバッグするジョブの名前を指定する ※ワイルドカードも使用可 (例)Debug-Job -Name "Job*" |
-Id ジョブID | デバッグするジョブのIDを指定する (例)Debug-Job -Id 3 |
-InstanceId GUID | デバッグするジョブのインスタンスID(GUID)を指定する (例)Debug-Job -InstanceId XXX |
-WhatIf | 実行はせずに実行結果の確認のみ行う |
-Confirm | 実行前に確認メッセージの表示を行う |
共通的なパラメータは「共通パラメータ」をご覧ください。
サンプル
ジョブIDを指定してデバッグする
Debug-Job -Id 3
ジョブ名を指定してデバッグする
Debug-Job -Name "TestJob"
ジョブオブジェクトを指定してデバッグする
$job = Start-Job -ScriptBlock { Get-Process }
Debug-Job -Job $job
コマンドのヘルプを表示する
Get-Help Debug-Job
備考
- ジョブがデバッグモードに入るとPowerShellデバッガーが起動されます。
- デバッグセッション中は通常のデバッグコマンド(ステップイン、ステップオーバー、継続など)でデバッグできます。
- デバッグが完了したらexitコマンドでデバッガーを終了してジョブ実行を再開できます。
関連項目
- Job系コマンドレット
- Get-Job:ジョブの情報を取得する
- Start-Job:ジョブを開始する
- Stop-Job:ジョブを終了する
- Wait-Job:ジョブの停止を待機する
- Receive-Job:ジョブの結果を取得する
- Remove-Job:ジョブを削除する
- Debug-Job:ジョブをデバッグする