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switch構文
switch構文は、特定の式の値に基づいて多分岐を行いたい時に使用します。
解説
switch文は、特定の値に基づいて異なるコードブロックを実行するための制御構文です。
構文
- (switch構文)
- switch (<式>) { <値1> { <値1に一致する場合に実行するコード> } <値2> { <値2に一致する場合に実行するコード> } default { <いずれの値にも一致しない場合に実行するコード> } }
※switch文の各部分の詳細は以下です。
- <式>
- 評価される対象の値です。通常、変数や計算式が使用されます。
- <値x>
- 式の値と比較される値です。一致するケースのコードブロックが実行されます。
サンプル
switch文サンプル
$day = "Sunday"
switch ($day) {
"Saturday" { Write-Host "土曜日です。" }
"Sunday" { Write-Host "日曜日です。" }
default { Write-Host "平日です。" }
}
(結果)
日曜日です。
ケース値に正規表現を使用したサンプル
$val = "test"
switch -Regex ($val) {
"^\d+$" { Write-Host "数値のみです。" }
"^[a-zA-Z]+$" { Write-Host "アルファベットのみです。" }
default { Write-Host "それ以外です。" }
}
(結果)
アルファベットのみです。
備考
- 大文字小文字は区別しないので、switch、Switch、SWITCHどのパターンで書いても問題ありません。
- switch構文は、if構文でも記述することができます。
関連項目
- PowerShell構文
- if構文:条件分岐を行う
- for構文:ループ処理を行う
- foreach構文:コレクションの各要素に対して処理を行う
- switch構文:特定の式の値に基づいて多分岐を行う
- while構文:特定の条件が満たされている間、繰り返し処理を行う
- do-while構文:少なくとも一度はループ内の処理を実行することを保証する